NYのバレンタインデー【お金をかけなくてもロマンチックに】
愛を告げるのはどっち?- 両方!NYのバレンタインデー
ニューヨークはもともとロマンチックな街だし(と私は思っている)、バレンタインデーのデコレーションも本気。もしこの時期にニューヨークに行かれるのであれば、きっとバレンタインデー時期ならではのニューヨークを楽しめます。
日本では昔からバレンタインデーには女性からチョコレートを渡して愛を告白してきました。思えば私も小学生の頃、ロッカーに入っている好きな男の子のランドセルの中に、不二家のハート型のチョコレートを放り込んだものです。あのドキドキ感は良かったですね。
最近日本では男性から女性にプレゼントを渡す「逆バレンタイン」というのが流行っていると聞きますが本当ですか?もう「女の子から愛を告白する日」ではなくなりつつあるのでしょうか。ちょっと寂しいと思っているのは日本全国の男の子たちだけじゃなく、私も同じです。
欧米からいろんな祝日や習慣が日本には入ってきますが、すべて欧米スタイルに合わせなくても、日本独特の楽しみ方でもいいのに。それも「Kawaii Culture」かと思うけど。
確かにアメリカではこの「逆バレンタイン」に近く、贈り物をするのはやっぱり男性からが多いです。でも、どちらかが「告白」するというよりは、すでに良い関係を築いているカップルが「特別なデートを楽しむ日」という感覚が強いと思います。
「特別なデートを楽しむ日」というのは日本でも同じで、カップルがオシャレなレストランを予約して、お互い「イケてる彼氏、彼女」であることを楽しみますよね。ただ一つ違うなと思うのは、交わす会話でしょうか。
誓いの更新(?) – Renew your vows
ロマンチックさで言えば、ヨーロッパには正直負けますが、ニューヨーカーもこの日は頑張りますよ。その証拠に、この時期になると「50 Romantic Restaurants for Valentines day(バレンタインデーを過ごすためのロマンチックレストラン50選)」のようなネット記事が溢れかえり、そういう記事でよく使われるのが「Places to renew your vows」というフレーズ。「誓いを更新する」つまり「誓いの言葉を改めて交わす場所」の紹介という感じかな?
どんなカップルも、結婚式で ”I do(はい、誓います).” と誓いの言葉を交わしたり、彼氏、彼女になった日に交わした「ずっと一緒にいようね(恥)」みたいな言葉があるはずです。”Places to renew your vows” とは、その日に戻って、改めてお互いの気持ちを伝え合うのにふさわしい場所(レストランやデートスポット)ということですね。
どこを予約しようか、どんな服を着て行こうか、を考えるだけでなく、「どんな言葉を伝えようか」まで考えてデートに臨むと、長年連れ添ったカップルでもドキドキ感を感じられるかも。
大人のカップルのニューヨークでの素敵な過ごし方✨(ラグジュアリーじゃなくても)
お金をかければそれなりにロマンチックな1日を過ごすのは簡単なこと。でもロマンチックな時間って日常の延長であればあるほど、思い出に残るものだと思うのです。
友達グループでのパーティを卒業した、大人のカップルのバレンタインデーの過ごし方として、お金をかけずにシンプルに良い時間が過ごせそうだと思うものをリストしました。
クルーズ
「お金をかけなくても」と言いながら、いきなりクルージングかいっ!と突っ込まれそうですが、ピンキリなのです。
バレンタイン・ディナークルーズ のように、テーブル席でのディナー付き(もちろんシャンペン有)、D J付きのダンスフロア、バラの花束付き‥となると、200ドル以上するし、ドレスコードなんかもあるので気合が要りますが、
例えば普段から観光用に使われているサークルラインだと、1時間〜2時間半などいろんなコースがあって、どれも20ドル〜40ドルぐらい。ディナーはつかなくても、ちょっとしたものを買えるカフェはあります。
どんなグレードのクルーズを選んだとしても、船上から眺めるN Y C✨は格別なもの。
ハドソン川の流れを下って自由の女神にごあいさつ。そしてイーストリバーを上って、ブルックリンブリッジなど歴史ある橋をくぐりながら、ニューヨークのランドマークをすべて眺めることができます。
私はお昼のクルーズも夜のクルーズも大好きです。
アイススケート
ニューヨークっぽいセッティングで、カップルではしゃぐなら、絶対アイススケートでしょう。
マンハッタンにはたくさんの屋外アイススケートリンクがありますが、広さを求めないのであれば、サウスストリートシーポートのIce Rink at the Seaportは、イーストリバーのほとりでブルックリンブリッジとダウンタウンを眺めながら滑ることができ、さらに隣接するレストランやショップも個性的なお店が入っていてデートにピッタリです。
定番なところでは、ロックフェラーセンター(The Rink at Rockefeller Center)でニューヨーク観光気分を満喫するのも良いし、ブライアントパーク(The Bryant Park Winter Village)では、ホリデーマーケットも3月上旬まで併設されているので、バレンタインデーの記念の品(?)など可愛い小物を探すのにもおすすめ。
セントラルパークのお散歩
公園の散歩なんてちょっと日常的過ぎない?と思うことなかれ。冬のセントラルパークは人も少なく、静けさに包まれていながらも、背景にはマンハッタンのビル群、そして遠くからはタクシーのクラクションが響き渡るという「異空間」を味わうことができるのです。
冬にわざわざ緑の少ないセントラルパークに行く人は、犬のお散歩中の人か、ストイックなジョガーぐらいなもので、ニューヨークの日常にぴったり溶け込むことができる場所です。
温かいコーヒーとベーグルを手に、都会の静寂の中で二人の会話を楽しみましょう。
ブルックリンブリッジのお散歩
これもまた「お散歩」ですが、お散歩って何よりもロマンチックなデートなのではないかと思っています。さらに「橋を渡る」というのがいいですね。二人で達成する目標みたいなものがあって、いろんな思い出話なんかをしながらそこに向かう。夏は人が多過ぎて歩くのに精一杯になってしまうところ、冬は橋を歩いているのは健康志向の通勤者ぐらいなので、日常感もあり、二人で会話を楽しむことができます。
私はマンハッタン側からブルックリン側に向かって渡るのが好きです。マンハッタン側の橋のたもとはハイウェイが入り組んでごちゃごちゃいているけど、ブルックリン側に降りると、そこにはブルックリンブリッジパークが広がっていて、おしゃれなカフェやお店も並び、そこで「寒かったねー」など言いながらホットドリンクを楽しんだりすることもできるからです。
反対に、ブルックリン側からマンハッタンに向かって歩く方が、マンハッタンのスカイラインを眺めながら歩くことができるので、観光の場合はこちらの方がいいかもしれません。
マンハッタン側の入り口は、地下鉄4,5,6のBrooklyn Bridge City Hall駅下車すぐ
エンパイアステートビルディング
“Marry or renew your vows on the Empire State Building!”
出ました。ここでも”Renew your vows”。これはエンパイアステートビルの広告コピーです。
エンパイアステートビルは映画「めぐり逢えたら(Sleepless in Seatle)」でもお馴染みの、ロマンチックの王道中の王道の場所ですね。
映画の最後に、メグ・ライアンとトム・ハンクスがやっと出逢うシーン。しかもそれはバレンタインデーの夜!
この映画を再現するかのように、多くのカップルがこのビルの展望フロアでプロポーズをするようです。
エンパイアステートビルでは「V I P Proposal Package(プロポーズパッケージ)なんていうのもあって、混雑しがちな86階の展望フロアでは2人のスペースを確保するためにシャンパンのテーブルが設けられているだけでなく、102階のVI P展望ルームへのアクセスも含まれているようです。
気になる料金は、1000ドル。。。「YES」と言ってあげてください。
きっと周りの人も拍手で祝福してくれるでしょう。
もちろん86階だけなら40ドル前後で入れるし、いろいろな映画で使われているのはほとんどこのフロア。むしろ86階の方が思い出に残るのではないかと思います。(102階には行ったことがないけど。。)
今日は比較的暖かいニューヨークから、「カジュアルな」バレンタインデーの過ごし方をお届けしました。
最後まで読んでくださってありがとうございます。素敵なバレンタインデーを!