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超華やか!ニューヨークのイースター【なぜパステルカラー?】

ニューヨークのイースターは超華やか! – なぜパステルカラー?

毎年、この日が来ると春だなぁと感じます。それはイースター(復活祭)。

長くて寒いニューヨークの冬がようやく終わり、N Yユニフォームとも言われる黒コート、黒ブーツ、黒ハットを脱いで、外に出ればそこはパステルの世界!

これから外に出かけていろんなことが体験できるわくわくシーズンの始まりです。

そのハイライトとも言えるのが、イースター ・ボンネット・パレード & フェスティバル。

復活祭の日曜日、5番街の49丁目から57丁目までが歩行者天国の状態になり、午前 10 時に聖パトリック大聖堂の礼拝が終わるとともに、華やかな衣装(特に個性的な帽子)を着けた人たちが集います。

パレードといっても、沿道の人に手を振って行進するタイプのものではなく、みんなでワイワイと集まって写真を撮りあったりします。

このイベントはいつから始まったんだろうと調べてみると、その起源は1870 年代に南北戦争が終わった後の最初のイースター。

出席者が最高級の衣服、特に華やかな帽子を披露するファッションイベントとして、ニューヨークで始まったそうです。

社会的エリートが教会の礼拝に出席し、その後で新しいイースターの帽子やボンネットを披露するチャンスとして5番街を練り歩くのが毎年の儀式になったと言われています。

今では豪華なものからウケを狙った面白いものまで、かなり気合いを入れて作られていて、みんな本当にクリエイティブ。

もちろん普段着で歩くだけでも十分楽しめますが、ウサギの耳ぐらい付けているとさらに気分が高揚します。実際、たくさんのベンダーが路上でウサギの耳のカチューシャを販売。飛ぶように売れます。(ディズニーランドのミッキーの耳のような効果ですね。)

ところでイースターとは

十字架にかけられたキリストが復活したことを祝うイースター。春分の日の後の、最初の満月の次の日曜日になります。ちょっとややこしい。

これはイエス・キリストの復活が日曜日だったことに由来しています。

キリスト教の教会では毎週日曜日に礼拝が行われるのもそのためですね。

イースターに、小さな子供たちはきれいなパステルカラーに染められた卵を探すエッグハンティングをしたり、学校でもイースターパーティがあったりします。

フライドチキンで人気の「Chick-fil-A」は、ファーストフード店には珍しく、毎週日曜日がお休み。これも創業者が敬虔なクリスチャンであることから、日曜日にはちゃんと休んで従業員が礼拝に参加することができるようにとの理念に基づいているそうです。

「Chick Fill-Aは日曜休業だから、土曜日に行かなきゃ!」と逆に行きたくなるような心理をついて、結果的にビジネスの戦略としても成功しているとか。それだったら私、その戦略にまんまと乗せられています。

ちなみにチックフィレは現時点で日本には未上陸ですが、先日(3月13日付)のウォール・ストリートジャーナルでは、アジアとヨーロッパに進出を検討しているとの記事がありました。その場合はやはり、日曜休業の理念は貫くのでしょうか。

イースターは、なぜパステルカラーなの?

黄色や水色、ピンクなどのソフトで優しいパステルカラーで彩られたイースターエッグやイースターバニー。パレードでもたくさんのパステルカラーで溢れていました。

イースターは春の祭典で、春と言えばお花。青い空。だからパステルカラーが使われると私は思っていました。確かに喜びと活力に満ち溢れたこの時期にピッタリの色ですが、理由はそれだけではないようです。

これらのパステルカラーはカトリック教会によって選ばれた、象徴的な色合いなのだそうです。

例えばピンクは「喜びと愛」。緑は「永遠の命」。白は「神の栄光、純潔」紫は「悔い改め」など。

時代が変わると生活や流行りや、常識までもが変わるなか、色に対する人間の感覚は古くからずっと引き継がれているんだと思うと、自分にはどんな色がどんなふうにプログラムされているのか、色のことをもっと知りたくなりました。

車社会のアメリカで唯一と言って良いほど、徒歩と自転車が基本のニューヨーク。この時期に1年分の色を吸収すべく、出かけましょうー。

最後まで読んでくださってありがとうございました。