仕方がない – It is what it is.
こんにちは。前回更新した時の内容が「新年の豊富」。
そして今は9月。。
2022年、年が明けて張り切ってブログをスタートしたはずが‥
家族の健康上の問題で全てがそちらに全集中となってしまいました。
私がどう頑張ってもどうにもなるものではないのですが、キャパが少ないってこういうことですね。ある気掛かりなことがあると、他のことが手につかなくなる!
そこのところの「心のキャパの調整」、私にとっての課題です。 気持ちも状況も一段落したところで、またボチボチ再開しようと思いますのでよろしくです。
そういうものだから仕方がない – It is what it is.
アメリカの他の地域はわかりませんが、ニューヨークではドクターの種類も数も多いけれど、かなり細かく専門分野に分かれていて、その中でも専門的なドクターに診てもらおうと思うと、その予約が取りにくい!
数ヶ月待ちなんて普通で、その間に不安が募るばかりです。
しかもドクターが1ヶ月バケーションで‥なんて言われるとイライラも爆発。
でもそういうシステムなんだから仕方がないですよね。
そんな、自分ではどうしようもない状況の時、よくアメリカ人が口にするのが
“It is what it is.” (そういうものだから。仕方がない。)
「予定していた日に予約が取れなかった」「車の修理代が思ったより高くついてしまった」「スーパーにわざわざチキンを買いに行ったのに売り切れていた」
など、がっかりするけど仕方がない、という状況を誰かに伝え、相手が「それは残念だったね」と言ってくれた時に返す言葉として、困っている側が
相手が「それは残念だったね」と言ってくれた時に返す言葉として、困っている側が
”Well, it is what it is.”(まあ、仕方がないよ)と使います。
この言葉に込められる気遣い
困っている側の人が、“It is what it is.”と言うと、聞き手は少し安心することができます。
残念な状況ではあるけれど、動揺したりせず、それはそれとしてちゃんと受け止めているんだなということが確認できるからです。
一方、いつまでも聞き手に不満ばかりぶつける人もいますよね。そう言う人には同情はするけれど、聞いていて正直うんざりもするものです。
残念なことやイライラすることがあって、友達などにある程度聞いてもらって、うっぷんを晴らさせてもらったら、早めに”But that’s fine. It is what it is.”と締めくくれるといいと思います。聞き手もどんよりした気持ちのまま去らなくても済みますから、ギリギリの気遣いってやつですね。
自分ではどうにもならない状況で、それなりに状況を受け入れる”It is what it is.” 特に何ということはない、普段よく使う言葉ですが、意外と空気を和ませてくれると思います!
もっと気持ちの落ち込みが激しい時は、この言葉で前向きに
“It is what it is”は、どちらかというと感情的には「あきらめて受け入れる」ですが、
家族の健康の問題などに関して、”It is what it is”(まあ、仕方がないよ)では実際の気持ちとしては済まされません。
ちょっと話はそれますが、そんなもう少し重要で感情が落ち込んでしまうような問題が起こった時、私は自分にこう問いかけるようにしています。
“Is this the end of the world?”(これは、この世の終わりなのか?)
ニュースでは、毎日のように悲惨な事件や抗争が繰り広げられていて、その当事者たちにとっては、まさに”This is the end of the world!”と言いたくなるような状況でしょう。
それに比べて私の問題は、いろいろあったとしても家族とご飯を食べ、友達と話をし、屋根の下で寝られるこの状況は「この世の終わり」とは程遠いところにあることが分かります。
そうすることで、今ある状況の中の良い部分に目を向け、自分が今やるべきことに集中できるような気がするんです。
ちなみに最近私が、自分自身に”Is this the end of the world?”と問いかけたのは昨日。
昔作った歯のクラウンがグラグラしてきたので歯医者さんに予約を取ったのが3ヶ月ほど前。
待ちに待った予約の日になると、ドクターが今日は来れなくなったのでと、再度予約を。次の予約の日に行くといつものドクターがまた来れず、別のドクターが代わりに診ますと言って、診てくれたものの、「これはいつもの主治医に診てもらった方がいい」と応急処置のみ。
そしてやっと昨日主治医に診てもらったら、もう歯の状況が悪化していて抜歯しかないと!
さすがにショックで愕然とし、だから早く診て欲しかったのに!と文句を言いたかったのですが、それで状況が良くなるわけでもないわけで。。
まず落ち着いて、心の中で”Is this the end of the world?”と自問したところ、
「いやいや、確かにショックだけど、歯を補う方法はいろいろある。スポーツや怪我で数本一度に失ってしまう人もいる。先進国に住んで、大した痛みもなく高度な医療を受けられることは幸せ。だから全然 “end of the world” なんかじゃない。」
という気持ちにたどり着くことができました。歯医者の椅子の上で。
でも、さすがに今後は他の歯科医を探そうかと思っていますけどね。。
今日は動揺しそうな自分を落ち着かせるために、自分自身に対して使えそうな表現をメモさせてもらいました。あまりそういう状況にならないことを願いつつ!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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